CPUマイニングしてみた(KOTO)

家でメインで利用しているデスクトップPCは家にいる間は常にONの状態。 常に何をしているわけでもないのでせっかくなのでCPUマイニングをしてみることにしました。


PCのスペック

CPU      : Intel Core i7-4770
GPU      : GeForce GTX780 
OS       : Windows 10 Pro

...まぁ、少し古いですがなんとかなるでしょう。


マイニングする通貨

KOTO


ウォレットの作成

Make Wallet Online を利用していましたが、

今は Electrum for Koto に移行しています。

どちらも使い方は簡単なので割愛。

作成したウォレットのアドレスを控えておきます。


マイナーの準備

Windows でマイニングって初めてだけどめんどくさそうだなー・・・

Windows で動くマイナーはない・・?

と、いうことで MicrosoftStore から Windows Subsystem for Linux (WSL) をインストール。

Windows 上で動かす Ubuntu というイメージでしたが思ったより軽量で動作しているようです。

マイナーは (cpuminer-yescrypt)https://github.com/koto-dev/cpuminer-yescrypt を利用。

ubuntu も入ったのであとは淡々と作業。

sudo apt-get install build-essential libcurl4-openssl-dev autotools-dev automake
git clone https://github.com/koto-dev/cpuminer-yescrypt
cd cpuminer-yescrypt
./autogen.sh
./configure CFLAGS="-O3"
make

git は最初からインストールされているようです。

初回は依存モジュールのインストール時に怒られると思うので

sudo apt-get update

の必要ありです。


マイニング開始

プールは KPOOL を利用しています。

(cd {cpuminer-yescrypt インストールディレクトリ})
./minerd -a yescrypt -o stratum+tcp://jp.kpool.jp:3333 -u kotoのウォレットアドレス

以上!


おまけ(CPU使用率の制限)

CPUマイニング全快にしていると普段の利用に支障がでるためCPU使用率を制限しています。 (普段使いでなくても100%で永遠と走らせるのもどうかと思うのでやっておいたほうが良いと思います。)

やり方は Ubuntu にログインして

cpulimit -z -l 50 -p <PID>

と入力します。

上記の場合は指定されたPIDのプロセスのCPU使用率が50%までに制限されます。

ここでいう使用率の最大値は 全コア、スレッド * 100% となるので自分のCPUの場合最大値が800となります(8スレッド * 100%)

PID は ps なり top で予め調べておきましょう。

top の場合はおそらく一番上に表示されているプロセスのIDです。

COMMAND が minerd となっているかとおもいます。

よく使うコマンドまとめ ethOS, GPU(グラボ)関連

ethOS 関連

ステータス表示

show stats

マイニング状態の確認(ethOS導入済みのマイナーを利用した場合のみ)

show miner

マイニングの自動起動

# 許可
allow

# 禁止
disallow

マイニングの停止

minestop

再起動

r

GPU(グラボ)

ステータス表示

nvidia-smi

消費電力の調整(W)

# 例 190Wにする場合
sudo nvidia-smi -pl 190

ファンスピードの調整(%)

# 例: 70% の場合
nvidia-settings -a GPUTargetFanSpeed=70

随時更新します〜

ethOSの初期設定

echOSインストール後の初期設定をつらつらと記録しておきます。
ここでは Linux 系 OS の基本的な使い方については触れません。

初期設定編


remote.conf 無効化


まずはこれをやりましょう。
再起動のたびに local.conf が初期化されてしまうため remote.conf を無効化しておきます。

force-local



キーボードレイアウトの変更


デフォルトはUS配列になっているので日本語配列へ変更します。

sudo vi /etc/default/keyboard

~
XKBMODEL="jp106" # この項目を変更
XKBLAYOUT="jp" # この項目を変更
~



セキュリティ編

root, ethos の パスワード変更


passwd ethos
sudo passwd root


root ログイン禁止


基本的に root ログインすることは皆無だと思いますので、セキュリティリスクを下げるためにも禁止してしまいます。

sudo vi /etc/ssh/sshd_config

PermitRootLogin を no へ変更します。

# PermitRootLogin yes
PermitRootLogin no

サービスを再起動します。

sudo service ssh restart



ssh パスワード認証無効化


同じくセキュリティを高めたいのであればパスワード認証も禁止し公開鍵認証にすべきです。

sudo vi /etc/ssh/sshd_config

まとめて設定します。

# PasswordAuthentication yes
PasswordAuthentication no

# RSAAuthentication yes
RSAAuthentication yes

# PubkeyAuthentication yes
PubkeyAuthentication yes

サービスを再起動します。

sudo service ssh restart


ssh ポート番号変更


少しでもセキュリティを高めるためデフォルトの 22 番から変更しておきます。

sudo vi /etc/ssh/sshd_config

Port 番号はお好みの番号で (xxを書き換える)

# Port 22
Port xx

サービスを再起動します。

sudo service ssh restart


iptables


方針だけ記載しておきます。

  • INPUT, FORWARD は基本的に DROP、必要なものだけ許可する。
  • OUTPUT は基本的に許可



公開鍵認証の設定


パスワード認証禁止、公開鍵認証許可に変更したので公開鍵認証できるように設定しておきます。

クライアント側の設定(接続側)

keyの生成

ssh-keygen -t rsa

公開鍵を リグ(接続先) に配置

scp ~/.ssh/id_rsa.pub ethos@hostname:/home/ethos/

ssh config の設定

vi ~/.ssh/config
~
Host rig
    HostName     hostname
    IdentityFile    ~/.ssh/id_rsa
    User               ethos


リグ側の設定(接続先)

cat ~/id_rsa_pub >> ~/.ssh/authorized_keys



以上、基本的な初期設定でした。

マイニングはじめました。-リグ構成-

唐突ですがマイニングはじめました。
以前から仮想コイン自体には興味があったのですが
マイニングに関しては「電気代が高くつくため儲からない」というような噂を聞いた事があったのでノータッチでした。
そんな時に、あるブロガーさんの記事でマイニングでの成功経験(?)を見て自分も興味を持ちました。
(元々自作PCとかやってみたいとか思ってましたし、凄いグラボいっぱい並べられるとかロマン)

というわけで、今稼働中のリグ1号機の構成


OS

ethOS

最初は Windows で構築しようと考えていましたが、調べているうちに ethOS というOSに出会いました。
この OS は Ubuntu をベースにし、マイニングに特化させているようです。
具体的にはインストール時、以下のような状態になっています。

  • グラフィックボードドライバ インストール済み
  • マイニングツール インストール済み
  • 無駄なパッケージ 除去(無駄じゃないのも・・)
  • マシンの設定が一括で行える(グラボのfan回転数、電力、OC等々)
  • 複数台のマシンを一括管理できる(remote.conf)
  • マシンの稼働状況を確認できる
  • マイニングの稼働状況を確認できる
    中を覗いてみるとデフォルトの画面には Conky を利用して稼働状況を表示しているだけだったりするので
    ある程度自分で知識の有り、お金をかけず、自前で用意できる方は Ubuntu をそのまま利用しても良いかと思います。



    マザーボード





マイニングに特化したマザーボードということで今回はこちらを選択。
PCIe 1x * 12 とあるので当面は困ら無さそうです。
また、CPUソケットもお手頃ですね

今回は在庫切れでしたがこちらもおすすめです。






CPU





GPUマイニングなのでここは安くてマザボに対応しているものを選択



ライザーカード





マザーボードには基本的にPCIe 1x のスロットしかありませんのでこれをライザーカードを利用して 16x へ変換してあげる必要があります。



グラフィックボード


MSI GeForce GTX 1080 Ti GAMING X 11G グラフィックスボード VD6302
MSI COMPUTER (2017-04-08)
売り上げランキング: 1,327

× 2


元々 GeFoce 信者なのと、後々売れそうなので GeForce を選択。
手始めは一番良い物を購入。(力こそ・・・
今後はコスパ等考えて購入したいと思います。
価格 * ハッシュレートのコスパが良さそうなのは 1070 あたりかと思います。



メモリ





特にこだわりなし。
4GBでも良かったかもしれません。



SSD





特にこだわりなし。
SSD でなくとも USBメモリ でも可



電源


Corsair HX1000 1000W PC電源ユニット [80PLUS PLATINUM] PS676 CP-9020139-JP
Corsair (2017-09-23)
売り上げランキング: 15,263




ポイントとしては↓を考えながら選べばOKです。

* 80 PLUS GOLD または PLATINUM を選ぶ(24h 365d 稼働 消費電力 寿命 排熱等 に配慮し) * 6pin、8pinのソケット数(グラボを何台もつなげようと思うと足りなくなるので) * 合計電力(グラボ等の電力と相談しつつ決めましょう)
グラボの増加に伴い、ソケット数/電力が足りなくなった場合は電源を追加し連動させる必要があります。



ケース/フレーム





通常のケースではなくこういったケースを利用する方が多いようです。
(グラボ入りませんしね・・)



まとめ

項目 品名
OS ethOS $39
マザーボード H110 Pro BTC+ ¥11,858
CPU Intel CPU Celeron G3930 ¥4,514
ライザーカード N.ORANIE USB 3.0 PCI-E Express PCI-E 1X to 16X ¥4,999
グラフィックボード GTX 1080 Ti GAMING X 11G * 2 ¥107,780 * 2
メモリ crucial CT2K4G4DFS824A [DDR4 PC4-19200 4GB 2枚組] ¥11,858
SSD Samsung SSD 120GB 850 ¥5,980
電源 HX1000 CP-9020139-JP ¥46,380
ケース/フレーム - ¥9,900
合計 ¥295,539




とりあえずは回収目指してがんばります!